Works負荷試験とは?

非常用発電機の負荷試験とは、非常用発電機のエンジンおよび発電装置の両者が、継続して確実に稼働するかを確認する為に実施する試験です。
非常用発電機は、エンジン部分とエンジンによる回転運動から電気を生み出す発電装置部分に分けられます。

エンジン

非常用発電機のエンジンは一定の回転数を維持するよう設定されていますが、発電装置で発電することによってエンジンへの負荷も上昇します。
無負荷での運転では、有負荷で正常に稼働するかどうか確認はできません。
また、負荷をかけることによってエンジン内部温度、排気温度が上昇し、エンジン内部や煙道の未燃焼物が除去される効果もあります。
エンジン内部や煙道に未燃焼物が溜まると着火して火災の恐れもあります。

発電装置

エンジンを始動させるだけの無負荷運転の場合、エンジンの馬力が上がらないこともさることながら、発電装置部分は何も仕事をしておらずその性能を確認することはできません。
そこで実際に発電装置に発電させて全体の状態を確認するのが負荷試験です。